麹町太田姫稲荷神社
2017.01.31[ 神社 ]
病気平癒にご利益があると伝わるお稲荷様「太田姫稲荷神社」の分祀
麹町太田姫稲荷神社
現在御茶ノ水にある「太田姫稲荷神社」の分祀と伝わる「麹町太田姫稲荷神社」。
太田道灌の娘が天然痘に罹った際、「山城国の一口稲荷神社が天然痘に霊験がある」と聞いた道灌が病の回復を祈願したところ、治癒したそう。これに感謝し一口稲荷神社を勧請し1457年に江戸城内に作られたのが「太田姫稲荷神社」の起源と言われています。
なお、「太田姫」とは「太田道灌の姫」という意味ではなく、山城国の一口稲荷神社の御縁起に出てくるという「太田姫命」のことだそう。江戸城内に祀った後、太田道灌の前に狐の姿で現れ鬼門に祀れと告げたのも「太田姫命」だと言われています。
この説話に出てくる「山城国の一口稲荷神社」は、京都の豊吉稲荷ではないか、と言われているようですが、決定打はない模様。
残念ながらなぜ「太田姫稲荷神社」の分祀がここにあるのかまではわかりませんでした。地下鉄半蔵門駅を出たすぐのところにあります。とても綺麗に管理されている小祠です。