高円寺天祖神社(杉並区高円寺南)
2024.12.19[ 神社 ]
旧高円寺村の鎮守神としてお祀りされていた「高円寺天祖神社(杉並区高円寺南)」。
平安時代後期の1087年(寛治元年)に伊勢神宮の御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。江戸時代には高円寺村の鎮守としてお祀りされていました。
杉並区教育委員会による案内板『高円寺天祖神社』には、以下のように記されています。
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当社は、旧高円寺村の鎮守で祭神は天照大御神で「新編武蔵風土記稿」には「除地六畝十歩 小名小沢ニアリテ村ノ鎮守ナリ 本社ハ四尺ニ三尺 拝殿三間ニ二間 上屋二間ニ三間東向 神体白幣 木ノ鳥居ヲタツ 例祭九月十五日 村内長仙寺ノ持」と記されています。
創建は寛治元(1087)年といわれ、由緒書によると次のとおり伝えられています。
当時、極めて敬神の念厚い郷土民山下久七が、伊勢神宮へ参拝し、御分霊を賜り、この地に仮の社殿を建てて奉斎したことが始まりで、永長元年(1096年)に村人と相談して産土神としました。
現在の拝殿は天保2(1831)年9月、幣殿と本殿は明治21(1888)年2月に建てられたものです。
関東大震災後、当社の氏子区域内への移住者が急増したことを契機に、大正15(1926)年、社殿の大修築とその他建物を整備し、昭和2(1927)年10月に村社となりました。
境内末社には三峯神社と清姫稲荷神社があり、境外末社には田中稲荷神社(祭神受持命 高円寺南一丁目30番)があります。同社は「新編武蔵風土記稿」には「除地三畝村ノ東ノ方田ノ畔ニアリ 田中稲荷ト称ス 社ハ三尺四方 上屋二間ニ二間半 鳥居ヲタツ 村民持」と記されています。
境内には、「寛文四年」と刻まれた水盤や、「宝永二年」の墨書銘のある「天照大御神の献額」が拝殿内に安置されています。
令和6年3月 杉並区教育委員会
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上記の通り、御祭神は天照大御神。
最寄駅は、東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅。
正面の鳥居。
杉並区教育委員会による案内板。
境内の様子。
境内の狛犬。
拝殿。
拝殿の扁額。
境内社。
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東京都杉並区高円寺南1丁目16−19