本社三島神社(寿三島神社)
2019.08.14[ 神社 ]
伊予国一宮三島神社の御分霊を祀る神社
本社三島神社(寿三島神社)
伊予国一宮三島神社の御分霊を祀る「本社三島神社(寿三島神社)」。
元寇において、弘安の役(1281年)で活躍した伊予水軍の将・河野通有が、武蔵国豊島郡に大山祇神を勧請せよとの夢のお告げを受けて、当時上野山にあったとされる河野氏の館に奉斎したのが起源と伝えられています。ちなみに三島神社の御本社は、現在の愛媛県今治市にある大山祇神社です。神使は、白鷺。
その後江戸時代初期に、上野山寛永寺の創建に際し旧金杉村に遷座。さらに江戸時代中期(1710年)にはその場所が幕府の御用地となったため、浅草小揚町に遷座しました。これが現在の「本社三島神社(寿三島神社)」です。
御祭神は、大山祇命。
ちなみに、下谷三島神社は、旧金杉村の稲荷神社にこちらの御分霊を勧請し祀っているもの。元三島神社(鶯谷)は、根岸の熊野神社にこちらの御分霊を勧請し祀っているもの。そういう意味で、こちらが「本社」と呼ばれているんですね。
最寄駅は、東京メトロ銀座線「田原町」駅。東京都営地下鉄「蔵前」駅、また「浅草」駅も徒歩圏です。
鳥居と社標。
階段を上がり、2階に向かいます。
社殿。
境内社。石稲荷神社・髪稲荷神社が合祀されています。