駒込富士神社
2017.07.12[ 神社 ]
「一富士、二鷹、三茄子」の由来になった、江戸期の富士講の中心地
駒込富士神社
1573年、本郷村の名主の夢枕に木花咲耶姫が立ったことから、浅間神社の神を勧請したのが起源と伝わる「駒込富士神社」。江戸期に加賀前田氏が当地を拝領した際に現在地に遷座したそうです。社殿は富士山に見立てた富士塚の上に建てられています。
江戸時代には町火消の間で深く信仰されたそうで、現在でも町火消の纏を彫った石碑が多く残されています。「お富士さん」と呼ばれ、当時の富士信仰(富士講)の拠点でもありました。
御祭神は木花咲耶姫命。
初夢といえば「一富士、二鷹、三茄子」ですが、これは江戸時代に「駒込は一富士二鷹三茄子」と川柳に詠まれたことに由来するそう。当時はこのそばに鷹匠屋敷があり、また駒込茄子が名産だったことから。ちなみに鷹匠屋敷跡は現在、都立駒込病院。茄子は、現在は全く作られていないそう。。
最寄駅はJR山手線「駒込」駅。徒歩10分ほど。御朱印は駒込天祖神社で頂けます。