北方諏訪神社（横浜市中区諏訪町）

日本で最初にビール醸造所が造られた地「スプリング・バレー」に古くからお祀りされていた「北方諏訪神社（横浜市中区諏訪町）」。

創建は1187年（文治3年）と伝わっています。江戸時代には北方村の一角にお祀りされていたようですが、幕末の横浜開港時に山手一帯が外国人居留地になり、これに伴い数度の遷座を経て1912年（大正元年）に現在地にお祀りされるようになったのだそう。地域の名称「諏訪町」はこちらの神社に因むもの。

この辺りは良質な地下水が豊富で、日本で最初にビール醸造所「スプリング・バレー・ブルワリー」が作られた場所。「スプリング・バレー・ブルワリー」は倒産後に「ジャパン・ブルワリー」に引き継がれ、1888年に「麒麟ビール」を発売。会社は現在の「麒麟麦酒株式会社」（キリンビール）です。

最寄駅は、横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅、あるいはJR根岸線「石川町」駅。

神社外観。坂の下からの眺め。

神社入口。社殿の裏側が見える格好ですが、かつては斜面側に参道があったそうです。

境内はとても狭いです。

拝殿。

拝殿の変額。

手水舎。

坂の上側からの眺め。