岸根杉山神社(横浜市港北区岸根町)
2016.12.20[ 神社 ]
室町時代創建・五十猛命を祀る横浜岸根町の氏神様
岸根杉山神社(横浜市港北区岸根町)
後北条氏の元家臣が集落の鎮守として創建したと伝わる「岸根杉山神社(横浜市港北区岸根町)」。江戸時代に入り社殿が建立されました。現在の社殿は昭和55年に再建されたもの。
鳥居横にある石碑の文中「杉山神社由来」には、以下のように記されています。
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今を去る大永五年九月(西暦一五二五年)伊豆の国の住人岩田五郎右エ門がこの地に移住した時鎮守として勧請したと伝える
尚大正十三年十月(西暦一九二四年)山王山に鎮座せし山王宮由来不詳祭神大山祇命を合祀
昭和五十五年十月(西暦一九八〇年)社殿を新築し今日に至る
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文中の「岩田五郎右エ門」とは、北条早雲の家臣だった武将で、後北条氏がこの地に勢力を伸ばしてきた際に移住・帰農したと伝わっています。
現在の御祭神は五十猛命、大山袛命。大山袛命は、大正時代に山王神社が合祀したことによるもの。
岸根高校脇の高台の隅にあるのですが、木々に覆われ良い雰囲気。しかし拝殿が閉じたままなのは少し残念です。現在は篠原八幡神社の兼務社となっています。
※2017年6月18日追記:麓にある鳥居にも行ってきました。写真も追加しました。
狛犬。
扁額。
旧道脇まで続いている参道(今は獣道?)を下ったところにある大鳥居。鳥居自体は、平成になってから建て替えられたもの。かつてはここから先が「神域」だったんですね。
かろうじて「石段」の形をとどめていますが、これはかなり良い方。この上は、石段そのものがほとんどありません。
岸根杉山神社。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
RICOH THETA SCによる360度画像(2018.12撮影)。
MAP
神奈川県横浜市港北区岸根町377