菊名神社
2017.01.24[ 神社 ]
「一村一社」政策の影響?地域の5社が合祀されて生まれた菊名総鎮守
菊名神社
昭和10年にこの地域にあった神明社・杉山神社・浅間神社・八幡神社・阿府神社の5社が合祀され、杉山神社のあった地に「菊名神社」と改められて設立された神社です。さらに戦後にもともと八幡神社があった現在地に遷座しました。
ちなみに、歴史的に最も「古い」のは「阿府神社」。師岡熊野神社創建の際(885年)に、勅使がその途上、馬具の鎧を納めたことからその名がついたと伝わっています。
江戸時代から当地は「菊名村」と呼ばれていた場所。明治以降の「一村一社」政策によって合祀されたものと思われます。以後菊名の総鎮守として今日に至ります。そして平成23年に大規模な改修が終わり現在の姿に。
御祭神は、元の5社の御祭神だった誉田別命、天照皇大神、日本武尊命、木花咲耶姫命、武内宿禰命。
社務所には七五三詣の写真が飾られていたりして、さながら「地域の公民館」というアットホームな感じが伝わる、地域に根ざした神社です。地元の人の思いが神社を軸につながっている好例ですね。