川上稲荷神社
2018.07.31[ 神社 ]
江戸初期に将軍家の御上場に創建されたのが起源と伝わる小祠
川上稲荷神社
江戸初期の創建と伝わる「川上稲荷神社」。
1628年、新柳町(現在の東日本橋二丁目付近)に設けられた将軍家の御上場(船乗場)に創建されました。
明治初期に現在地に遷座、先の戦災で焼失しましたが、戦後に再建されました。
御祭神は宇迦之御魂神。
神社の東側には両国橋があります。この両国橋は、江戸時代に「大橋」として造られたものですが、江戸時代当初はこの橋のかかる隅田川が「武蔵国」と「上総国」の境だったことから「両国橋」と呼ばれるようになり、そして両岸一帯が「両国」と呼ばれるようになったのだそう。現在「両国」と言えば東岸の一部のみの名称となっていますが、かつては「向両国」と呼ばれていたそうです。
最寄駅は、都営地下鉄浅草線「東日本橋」駅、あるいは神田川の北側の各線「浅草橋」駅。
社標の横に刻まれた御由緒。
奥に見えるのは靖国通りの「両国橋西」の信号。写真の手前側が両国橋です。