柏の宮稲荷神社(杉並区高井戸東)
2024.11.09[ 神社 ]
横倉善次郎の邸内社が起源と伝わるお稲荷さま
柏の宮稲荷神社(杉並区高井戸東)
横倉善次郎の邸内社が起源と伝わるお稲荷さま「柏の宮稲荷神社(杉並区高井戸東)」。
旧高井戸村横倉邸(明治〜大正期の商人・横倉善次郎)の邸内社としてお祀りされていたのが起源と云われています。
現在は「柏の宮公園」テニスコート脇にお祀りされているのですが、この公園は横倉善次郎によって造られた庭園「柏ノ宮園」が基になっているとのこと。
柏の宮公園にある案内板『園名の由来』には、以下のように記されています。
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「柏の宮」の名は室町時代、太田道灌がこの地に、鎌倉鶴岡八幡宮の別殿(現在の下高井戸八幡神社)を柏木左右衛門に建立させたことまでさかのぼります。
江戸時代、下高井戸八幡神社は「柏木之宮」とも呼ばれ、神社のあるこの地域は「柏之宮」と呼ばれていました。大正時代になると、高井戸村正用で事業を営んでいた横倉善兵衛(先々代)氏が、この地を整備して数寄屋を建て、「柏ノ宮園」と名づけ、東京から文人墨客を招いて歌会、観月会などを催しました。昭和初期には東京名所の一つとして絵はがきにもなりました。
戦後、この地は旧日本興業銀行に売却され「柏之宮総合グランド」と呼ばれるようになりました。杉並区では地域の旧名称をできるだけ継承していくために、小字名であった「柏の宮」の名称を公園名として残すことにしました。
参考文献「杉並風土記 下卷」杉並鄉土史会発行
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神社は現在下高井戸八幡神社が管理されているそうです。
最寄駅は、京王電鉄井の頭線「浜田山」駅。]
外観。柏の宮公園の西側にあります。
入口の階段からの眺め。
鳥居の正面から。
社殿。
お狐様。
鳥居の扁額。
MAP
東京都杉並区高井戸東1丁目31−43