瀬戸神社(横浜市金沢区瀬戸)
2022.11.25[ 神社 ]
源頼朝が伊豆三島明神の御分霊を勧請し創建したと伝わる「瀬戸神社(横浜市金沢区瀬戸)」。
社伝によると、平安時代末期の1180年(治承4年)に、源頼朝によって伊豆三島明神(現在の三島市の三嶋大社)より御分霊を勧請し創建されたとのが起源とされています。ただこの地は古くから湊があり、それ以前から海神が祀られていたとも云います。以降、北条氏、鎌倉公方、後北条氏、徳川将軍家からも熱い保護を受けてきました。
横浜市教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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中世都市鎌倉の外港として栄えていた武蔵国六浦庄(現金沢区全域)における中心的な神社。平潟湾と瀬戸入海をつなぐ潮流の速い海峡を望む地点に、古代から海の神としてまつられたと推定されますが、社伝では治承四年(一一八〇)に源頼朝が伊豆三島明神(三島市三嶋大社)を勧請したのが起源とされています。祭神は大山祇命。
鎌倉時代以来、執権北条氏・鎌倉公方足利氏・小田原北条氏などといった歴代の権力者によって保護され、江戸時代に入っても百石の朱印地を徳川将軍家より与えられています。
現在の社殿は、寛政十二年(一八〇〇)に建造され、屋根は、昭和四年(一九二九)に銅板に葺き替えられています。
また、境内正面より平潟湾へのびる突堤の先端部にまつられている弁天社(琵琶島神社)は、頼朝の夫人北条政子が琵琶湖の竹生島から勧請したものと伝えられています。
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御祭神は、主祭神として大山祇命。配祀神として須佐之男命・菅原道真公。その他合祀された11柱が相殿にお祀りされています。
最寄駅は、京浜急行本線「金沢八景」駅。徒歩約2分ほど。
神社外観。通りの反対側から。
正面の鳥居。
拝殿。鳥居を潜った正面に、すぐ見えます。
拝殿に向かって右側にある境内社。
拝殿に向かって左側にある境内社。地層好きな方には後ろの崖の方が気になるかも?
境内社の祖霊社。
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神奈川県横浜市金沢区瀬戸18−14