鴨居稲荷神社

2020.08.17[ 神社 ]

鴨居稲荷神社

鴨居の高台の住宅街の中に鎮座する神社 鴨居稲荷神社

鴨居の高台の住宅街の中に鎮座する「鴨居稲荷神社」。

創建年代や御由緒等、詳細は残念ながらわかりませんでした。

最寄駅は、JR横浜線「鴨居」駅。徒歩20〜25分ほど。

外観。

正面の鳥居。

石段を登った先に、小さめの社殿があります。

神社の石段の脇にある、江戸時代の1803年(享和3年)に建立されたと伝わる「女神像地神塔」。横浜市指定有形文化財となっています。横浜市教育委員会による「女神像地神塔」と書かれた案内板には、以下のように記されています。

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地神は、仏教の地天が神格化して農作の神となった民間信仰で、講結衆による地神塔の造立が行われました。地神信仰は、一八世紀末頃におこって一九世紀に普及し、明治年代末年にまで及んでいます。
横浜には多数の地神塔が遺っていて、地神信仰の盛んであったことが知られています。
地神塔には、「堅牢地神」「地神塔」などの文字を刻んだだけのものが大部分で、地神の像容を彫刻したものは多くありません。また、神像でも武神の姿の男神像はありますが、女神像は稀で、この女神像地神塔は、希少な例のひとつです。
この地神塔は、旧在地点道路改修に伴って、そこにあった庚申塔などととともに現在地に移されてきていますが、旧来の講仲間によって、現在も春秋の社日に集まりが行われています。

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これまで東京都内や神奈川県内の神社を巡ってきている中で「地神塔」は比較的「当たり前のようにあるもの」という感覚を持っていたのですが、地神信仰は東日本では神奈川県や隣接する東京都町田市に多く分布しているのだそうです。

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