稲荷神社（町田市上小山田町730）

上小山田・押越、野中地区でお祀りされているお稲荷さま「稲荷神社（町田市上小山田町730）」。

創建年代は不明ですが、明治期に上小山田神明神社に合祀されたうちのひとつが、こちらの稲荷社なのだそう。しかしその後昭和に入り、旧社地に改めてお稲荷さまをお祀りするようになったと伝わっています（還座したわけではないようです）。

町田市立図書館のサイト内に、こちらの神社に関するPDFがありました。

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ここの稲荷様は、押越、野中など周辺の人たちがお祀りしているものですが、ひとつ面白い話が伝えられています。
明治のころに、この稲荷様が平の神明神社に合祀（いくつかの神社をいっしょにお祀りすること）されるようになりました。この合祀の日の夜、村の人たちがふと見ると、この稲荷様のある丘から向かいの神明神社の丘のほうまで点々と提燈の明かりのようなものが見えるのでした。夜遅くにそんなにたくさんの提燈をつけて出掛ける人はありません。それで、村の人びとは、きっと稲荷様をお使いの狐が神明神社まで送っていったのだろうと思ったそうです。
長い間お祀りしてきた稲荷様が神明神社に合祀されてしまったので村の人びとは、とてもさみしくなりました。それで昭和になって再びここに、小さなお稲荷様をお祀りすることにしたのだそうです。

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（以上、町田市立図書館公式サイト内より一部抜粋）

これもまた「狐火」の伝説のひとつなのでしょうね。

最寄駅は、小田急多摩線「唐木田」駅。

坂道の途中に、祠に向かう階段が見えます。

階段下からの眺め。

正面の鳥居。

鳥居の先の眺め。

社殿。

神社前からの丹沢の眺め。