北野神社(鎌倉市山崎)

2024.07.21[ 神社 ]

北野神社(鎌倉市山崎)

北野天満宮の御分霊を勧請し創建された神社 北野神社(鎌倉市山崎)

室町時代初期創建・北野天満宮の御分霊を勧請し創建された「北野神社(鎌倉市山崎)」。

室町時代初期の暦応年間(1338年~1342年)に夢窓疎石によって京の北野天満宮の御分霊を勧請し創建されたと伝わっています。古くは「洲崎神社」(洲崎とはこの辺りの古い地名)とも、「山崎天神」とも呼ばれていたそう。

参道にある町内会の掲示板には、神社の御由緒について以下のように記されています。

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暦応年間(1338~1342)に夢窓疎石が京都の北野天満宮を勧請したという。祭神は学問の神様と称される菅原道真です。御神徳は学業成就、除災招福、農産業守護とされます。
「空華集」に貞治元年(1362)円覚寺塔頭黄梅院院主が当社を再建したとある。文化8年(1811)再建。また慶応2年(1866)の修造の棟札もある。参道を上ると天保4年(1833)に建てられた石像の一の鳥居があり、さらに200段余りの石段を上ると、平成27年(2015)に再築された両部鳥居があります。
例大祭は9月25日鎌倉神楽8座が奉納されます。この神楽は湯立て神楽といわれ、大釜で沸騰させた湯を笹の「湯たぶさ」に浸し、しぶきを参列者に振りかけ無病息災を祈念する舞です。また御幣で煮え立った湯を掻き、釜底から立ち上がる湯華の様子で豊凶を占います。

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御祭神は、菅原道真。また相殿に牛頭天王。牛頭天王は元々岩瀬の五社稲荷神社で祀られていたそうですが、江戸時代の延宝年間(1673年~1681年)に神託でこちらに遷座することになったのだそう。

現在は鎌倉市坂ノ下にある御霊神社の兼務社となっているようです。

最寄駅は、湘南モノレール「富士見町」駅。JR各線「大船」駅からだと、約30分ほどでしょうか。

神社外観。

参道の先には石段があり、天神山の中に続いています。社殿があるのは天神山の山頂近く。

最初の石段を登ったところにある鳥居。

延々と石段が続きます。。

拝殿前の両部鳥居。

鳥居脇の狛犬。

拝殿。

境内社でしょうか?石碑もあったのですが、読めませんでした。。

境内の石塔群。

宝篋印塔。応永12年(1405年)の銘があるそうで、鎌倉市の有形文化財に指定されています。

MAP

神奈川県鎌倉市山崎736

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