靍護稲荷神社
2018.03.28[ 神社 ]
江戸時代より「松坂屋」の守護神として崇められている神社
靍護稲荷神社
1815年に、京都の伏見稲荷大社より御分霊を勧請し創建された「靍護稲荷神社」。江戸時代中期に名古屋から江戸に進出してきた「いとう呉服店」の店主により創建されたそうです。「いとう呉服店」は、現在の現在の松坂屋上野店です。
その後明治期に、神守をしていた老人が社殿の辺りに狐を見、その場所に一巻の掛軸があるのを見つけました。そこには豊川稲荷大明神の尊像が描かれていたそうで、これを社殿に奉祀したと云われています。
関東大震災でも、その後に起きた日暮里大火の際にも、社殿はもちろん神域も火災を免れたことから、「いとう呉服店」はもとより地域の人々からも「火伏せの神」として篤く信仰されてきたそうです。現在では、靍護稲荷神社は松坂屋の守護神として、上野松坂屋や銀座の「GINZA SIX」にも祀られています。
御祭神は、倉稲魂命。
最寄駅は、JR山手線「鶯谷」駅。徒歩5分ほど。
境内に掲げられた御由緒。
松坂屋の流通センターの敷地の片隅に祀られています。