武州柿生琴平神社

2019.01.17[ 神社 ]

「柿生の琴平さん」として地元の方々に慕われている神社 武州柿生琴平神社

「柿生の琴平さん」として地元の方々に慕われている「武州柿生琴平神社」。

もともとこの地は「伊勢山」と呼ばれ、1570年から祀られていたと伝わる神明社があったそう。その後江戸時代後期の1826年に、王禅寺村の名主だった志村文之丞が四国の金刀比羅宮の御分霊を勧請し、神明社と合祀されお祀りされてきました。江戸期には「神明社」と呼ばれていたようですが、明治時代に金毘羅信仰が強く打ち出され、「琴平神社」と改称されたそうです。

現在の御祭神は、天照大御神・大物主神。

実はこの神社、いわゆる「本殿」がある場所と、多くの方が参拝される「儀式殿」とに分かれています。儀式殿側には立派な大鳥居をはじめ、拝殿や社務所・境内社が集まっており、現在の「中心地」なのですが(メイン画像は儀式殿の拝殿)、本殿は少し離れた小山の山頂にあります。訪問時はちょうど七五三の時期だったのですが、皆さん「儀式殿」に参拝されていて、「本殿」までお詣りされていた方はほとんどいらっしゃいませんでした。

最寄駅は、小田急本線「柿生」駅。徒歩だと30分ほどでしょうか。柿生駅・新百合ヶ丘駅・そして東急田園都市線たまプラーザ駅からバスが出ていますので、それを利用するのが良いかと思います。

儀式殿前の大鳥居。

境内に掲げられている御由緒。

境内社。妻恋稲荷総社から勧請し創建された稲荷社と、多賀社、塩釜社が合祀されています。

境内社の弁財天社。もともと王禅寺内に祀られていたそう。

大黒さまと恵比寿さま。

こちらが本殿へと続く石段。

本殿。2007年に放火により焼失しましたが、2011年に再建されました。

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