山王権現社(横浜市金沢区六浦)
2022.12.23[ 神社 ]
上行寺にお祀りされていた山王さん
山王権現社(横浜市金沢区六浦)
六浦山上行寺の東側の小山の上にお祀りされている「山王権現社(横浜市金沢区六浦)」。
六浦山上行寺は、北朝時代初期に六浦妙法が開基となり開山したと云います。また『新編武蔵風土記稿』に『山王社 東の山上にあり』とあり、これが現在の山王権現社だと思われます。
最寄駅は、京浜急行本線「金沢八景」駅。徒歩約10分ほど。
こちらが山王社。
山王社の隣にある祠。境内社でしょうか?
神社の横には「上行寺東遺跡復元整備地」と呼ばれる、中世の寺院の遺構のレプリカが展示されています。横浜市教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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上行寺東遺跡
中世鎌倉における重要な外港であった六浦を見おろせる小高い丘陵の先端部に位置する上行寺東遺跡は、昭和59年8月・9月・12月と同61年7月〜12月の二度にわたる発掘調査によって、鎌倉時代から室町時代にかけての「やぐら群」と「建物跡群」を主体とした遺跡であることが明らかになりました。
発見された遺構は、上・中・下段に分かれて存在し、やぐら44基、建物跡10基、土坑墓18基、井戸3基、池状遺構と思われる不定形土坑1基などで、それらとともに多量の陶磁器類・石塔類・古銭・銅製品などの遺物が出土しました。
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これらの遺構は現在お隣に建つマンションが建設される際に発見されました。しかしこの遺構に関する文献が存在しないこと等を理由にしてマンション建設が強行されたのだそうです。
山王社と上行寺東遺跡レプリカの位置関係。
MAP
神奈川県横浜市金沢区六浦2丁目1