和泉熊野神社(杉並区和泉)
2024.09.04[ 神社 ]
旧和泉村の鎮守としてお祀りされていた「和泉熊野神社(杉並区和泉)」。
1267年(文永4年)に紀州の熊野本宮大社の御分霊を祀ったのが起源と伝わっています。江戸時代には旧和泉村の鎮守としてお祀りされていました。
杉並区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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当社は旧和泉村の鎮守で、祭神は天御中主命・伊弉諾命・伊奘冉命です。
社伝によれば、文永4(1267)年に紀州(現在の和歌山県)熊野神社の分霊を祀ったのが当社の創建で、弘安7(1284) 年に社殿を修造し、その後、北条氏綱が上杉朝興と戦い江戸城を攻略した際にも、大掛かりな改修を加えたと伝えられています。
江戸時代には寛永16(1639)年と元禄9(1696)年の両年に社殿の改修をおこなったことが、棟札によってわかります。
『新編武蔵風土記稿』は、江戸時代の当社について「除地三百坪 村ノ北ノ方ニアリ 上屋二間四方 本社モ五尺四方拝殿二間半ニ二間 社前二木ノ鳥居ヲ立」と述べています。現在の社殿は文久3(1863)年の造営で、明治4(1871)年に修復がおこなわれています。
当社の境内からは、かつて縄文時代の土器・石器、古墳時代の土師器なども出土しており、古い時代から人々が、この地で生活していたことがわかります。また、境内には徳川家光が鷹狩りの途中に休息した時に植えたと伝えられる松の大木もそびえています。
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現在の御祭神は、天御中主命・伊邪那岐命・伊邪那美命。(表記は、上記案内板ではなく東京都神社庁サイト内より)
最寄駅は、京王井の頭線「永福町」駅。徒歩約5分ちょっと。
東側にある鳥居。永福町から向かう場合は、拝殿横からも境内に入れます。
杉並区教育委員会による案内板。
緩やかに登っている石段の中ほどにある両部鳥居。
拝殿前の眺め。
拝殿。
境内社の稲荷社。
境内社。
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MAP
東京都杉並区和泉3丁目21−29