和泉貴船神社(杉並区和泉)

2024.09.05[ 神社 ]

和泉貴船神社(杉並区和泉)

鎌倉時代創建・地名の由来になったという湧水池にお祀りされた龍神 和泉貴船神社(杉並区和泉)

鎌倉時代創建・地名の由来になったという湧水池にお祀りされた龍神「和泉貴船神社(杉並区和泉)」。

鎌倉時代の文永年間(1264〜1275年)に、山城国の貴船神社の御分霊をお祀りしたのが起源と伝わっています。和泉熊野神社の境外末社になっています。

杉並区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。

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当社は和泉熊野神社の境外末社です。「新編武蔵風土記稿」は江戸時代の当社の姿を「除地一段 村ノ北ノ方ニアリ 小祠ヲ東向ニ立ツ」と記しています。
創建は社伝では文永年間(1264〜75)ともいわれますが、詳細は明らかではありません。
祭神は高龗神です。この神は山または水にいて雨や雪をつかさどる竜神で、雨乞・止雨に霊力があるといわれています。当社はこの水を支配する神として信仰されていた、山城国(現京都府)の貴船神社の祭神をまつったものと伝えられています。
境内の池は「御手洗の小池」と呼ばれ、かつてはいかなる干天にも涸渇することがなく、村民の雨乞を行う場所であり、その豊富な湧水から「和泉」の地名は、この池に由来するともいわれています。また水質も大変良かったようで、「東京府豊多摩郡神社誌」は「里人は往昔此井より清酒を湧出せしなど云伝ふ」との伝説を伝えています。しかし、この湧水も周辺の住宅化にともない、昭和40(1965)年頃には水が枯れてしまいました。
当社は大正時代においても「木造茅葺 間口四尺 奥行三尺」という小祠にすぎませんでしたが、古くから和泉地域の人々の厚い信仰に支えられて今日に至っています。
なお、現在の神明造りの本殿は昭和36(1961)年の造営で、落成を記念した石碑も建てられています。

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上記の通り、御祭神は、高龗神。

最寄駅は、京王井の頭線「永福町」駅。

神社外観。和泉熊野神社東側の鳥居前の道を北へ少し行ったところにあります。

正面から。

鳥居の扁額。

杉並区教育委員会による案内板。

社殿近影。

かつての「御手洗の小池」を模した池、でしょうか。お詣りした日は水は張られていませんでした。。

MAP

東京都杉並区和泉3丁目22

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