苅田稲荷社(藤沢市本鵠沼)
2025.10.24[ 神社 ]

旧相模国準四国八十八ヶ所の第四十一番札所
苅田稲荷社(藤沢市本鵠沼)
旧鵠沼村苅田にお祀りされていた「苅田稲荷社(藤沢市本鵠沼)」。
創建年代は不明ですが、江戸時代後期には既に現在地に鎮座していたようです。
ここは鵠沼村堀川の住民・浅場太郎右衛門がつくったという「相模国準四国八十八ヶ所」の第四十一番札所になっていたようで、稲荷社の横の覆屋には(おそらく)江戸時代後期・文化年間造立の弘法大師像が安置されているのだと思われます。
「相模国準四国八十八ヶ所」は、現在の鎌倉市から北は横浜市の俣野、西は寒川町〜茅ヶ崎市、そして藤沢市に点在しており、全行程は約80km、4日間の行程で巡っていたと云います。江戸時代後期から大正時代の中頃まで、地域の人々によって楽しまれていたそう。
最寄駅は、小田急江ノ島線「本鵠沼」駅。
細い路地を進み、さらにこの細い小径の先に鳥居が見えます。
丹塗りの鳥居。
鳥居の先の眺め。ふたつの覆屋があります。
おそらくこちらが稲荷社。
こちらの覆屋には、弘法大師像が安置されていると思われます。
『相模国準四国八十八ヶ所第四十一番』標柱。
こちらは境内の馬頭観世音菩薩像。
MAP
神奈川県藤沢市本鵠沼5丁目10−19