橘樹神社

2017.03.20[ 神社 ]

橘樹神社(横浜市保土ヶ谷区)

鎌倉時代初期創建・東海道「程ヶ谷宿」の入り口に鎮座する天王さま 橘樹神社

もともと牛頭天王を祀っていた「橘樹神社」。京都祇園社(現在の八坂神社)を勧請し1186年に創建されました。当初は「祇園社」と名乗っていたようですが、その後「牛頭天王社」「天王宮」「橘樹社」と変遷の後、大正時代に現在の「橘樹(たちばな)神社」に改称されました。当時この地が「神奈川県橘樹郡」だったことからと思われます。

先の戦災で全焼しましたが、本殿は昭和26年に再建。

現在の御祭神は素戔嗚尊。神仏分離で牛頭天王を祀っていた神社が辿るパターンです。それでも現在地の町名は「天王町」。かつての名残が窺えます。

最寄駅は相鉄本線「天王町」駅。徒歩3分ほど。なお、境内の前の道は「旧東海道」。現在は駅と神社の間を帷子(かたびら)川が流れていますが、もともとは現在の駅の南側を流れていて、ここにかかっていた橋が「帷子橋」。歌川広重の「東海道五十三次・程ヶ谷宿」に描かれていた橋です。江戸時代にはこの辺りに江戸見附があり、その先が「程ヶ谷宿」でした。行くまでは「神奈川宿の西」というイメージを持っていたのですが、現住所がそうであるように「程ヶ谷の入口」にあった神社なんですね。

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