久国神社(港区)
2017.02.08[ 神社 ]
江戸城ができる前に千代田村紅葉に鎮座していたお稲荷様
久国神社(港区)
もともとは千代田村紅葉、つまり現在の皇居内にあった、かなり古い稲荷社が起源の「久国神社」。
太田道灌による江戸城築城の際に城隍の鎮守神として溜池に遷座、久国作の刀が寄進されたことから「久国稲荷神社」と称していました。その後江戸時代中期に現在地に遷座したそう。
久国神社のあるエリアは六本木通りから1本入った場所なのですが、現在は表(六本木通り)とは違い、やや寂しい雰囲気。もともと「城隍神」(つまり江戸の守護神)だったのですが。。
明治以降は一時荒廃し、元麻布の氷川神社が奉祀を行っていたことも。明治期に火災、そして昭和期には空襲と災難に遭いながらも、社宝の「久国作の刀」は無事だったそう。戦後に社殿が再建されました。
こじんまりとした神社ですが、これからも変わらず続いて欲しいところです。