第六天神社(東中野)
2017.03.01[ 神社 ]
第六天榊神社の御分霊を祀った屋敷神が起源・住宅街に佇む第六天社
第六天神社(東中野)
このエリアで有数の旧家と伝わる秋元家が、蔵前の第六天神宮(第六天榊神社)の御分霊を迎え創建された屋敷神が起源の「第六天神社」。その後地元の村民が参詣するようになったため、明治のはじめにこの地区の村社となったそう。戦災により焼失しましたが、その後再建されました。
現在の御祭神は天神第六代坐榊皇大御神である面足尊(おもだるのみこと)・惶根尊(かしこねのみこと)となっていますが、神仏分離が行われる明治以前は第六天魔王だったと思われます。
最寄駅はJR「東中野」駅。徒歩5分ほど。現在は住宅地の真ん中にひっそりと佇む、という感じですが、このエリアはもともと神田川流域の田畑が広がっていました。
実際に目の当たりにすると、正直大きな境内を持つような他の神社と比べるともの哀しさを感じていまいます。これは正直な感想。でも経緯を知ると、地元の方々の崇敬を集めていることがわかる、そういう意味でも「神社巡り」ならではの大切な場所だということを思い起こさせてくれる意義深い場所でもありました。