八丁堀天祖神社

2017.09.08[ 神社 ]

八丁堀天祖神社

伊勢神宮別宮を勧請し創建・かつて「伊雑大神宮」と呼ばれ崇敬を集めていた神社 八丁堀天祖神社

1624年、時の伊勢長官・出口市之正により創建された「八丁堀天祖神社」。

志摩国にある、伊勢皇大神宮(伊勢神宮内宮)別宮・伊雑宮を1624年に勧請し日本橋に創建。その後すぐ(1634年)に現在地へ遷座しました。「江戸名所図会」では「いそべ」と仮名が振られており、江戸時代には「伊雑(いそべ)大神宮」と呼ばれていたそう。

御祭神は、伊佐波登美命、玉柱屋姫命。

伊佐波登美命(いざわとみのみこと)は、志摩国一宮「伊射波神社」に祀られている、志摩の土地神様。玉柱屋姫命(たまはしらやひめのみこと)は、神武東征の際に伊勢を平定した天日別命(あめのひわけのみこと)の子とも、佐波登美命の妃神とも言われています。ちなみにこちらの元宮である、志摩にある「伊雑宮(こちらの読みはいざわのみや)」の御祭神は、もともと伊佐波登美命・玉柱屋姫命の二柱でしたが、明治以降に天照大御神一柱に変更されました。

往時はたいそう賑わっていたそうですが、現在はビルの間にひっそりと佇んでいます。

最寄駅は東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅、もしくは都営浅草線「宝町」駅。どちらからも徒歩2・3分ほど。

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