第六天榊神社
2017.05.25[ 神社 ]
第六天魔王を祀る第六天社の総本宮と伝わる神社
第六天榊神社
第六天魔王を祀る第六天社の総本宮と言われる「第六天榊神社」。
景行天皇40年(西暦110年)に、日本武尊の東征の際に皇祖二柱の神(面足尊・惶根尊)を勧請し創建したと伝わっています。
しかしそもそも第六天社(第六天神社)は、神仏習合の時代に第六天魔王波旬(仏教における悪魔)を祀っていました。そして明治期の神仏分離により、「六」つながりで面足尊・惶根尊をあてがわれた、というのが一般的な見解だと思います。こちらが「第六天社の総本宮」を名乗っているということは、、推し量るべし、ということでしょうか。。
もともとは現在「鳥越神社」があった付近は「鳥越の丘」(元は白鳥山)と呼ばれた小高い山があり、鳥越神社、熱田神社とともに「鳥越三所明神」のひとつに数えられていたそうですが、江戸初期(家康の時代と家光の時代)に「鳥越の丘」は切り崩されてしまい蔵前に移転。その後も遷座を重ね、現在地には昭和3年に遷座しました。
古来より「第六天神宮」と呼ばれていたそうですが、明治期に「榊神社」と改称されました。現在も正式名称は「榊神社」。
現在の御祭神は、天神第六代坐榊皇大御神としての面足尊(オモダルノミコト)、惶根尊(アヤカシコネノミコト)。
最寄駅は都営浅草線「蔵前」駅。徒歩2分ほど。「浅草橋」駅からも徒歩10分かからないくらい。