茅ケ崎杉山神社
2018.12.03[ 神社 ]
安房国から来た忌部氏によって祀られたお社が起源と伝わる杉山社
茅ケ崎杉山神社
安房国から来た忌部氏によって祀られたお社が起源と伝わる「茅ケ崎杉山神社」。
神社に残る記録によると、674年に、安房神社の神主・忌部勝麻呂によって、高御座巣日太命(高御産日命)・天日和志命(天日鷲命)・由布津主命(阿八別彦命)の3柱を祀ったのが起源と伝わっています(※新吉田杉山神社もこちらの神社の御由緒をそのまま引用していました)。安房神社を創建した忌部氏は、阿波国(現在の徳島県)から海を渡り安房国(現在の千葉県南部)にやってきたと云われています。当時この地域(都筑郡)は忌部氏の勢力が非常に強かったそうです。江戸時代後期の書物「新編武蔵風土記稿」に『恐ラク当社コソ昔ノ式社ナルヘケレ』とあり、現在でも「武蔵国六之宮」杉山神社の有力論社のひとつと云われています。
神奈川県神社庁サイトによると、御祭神は天照大神。ただ他のネットの情報によると、現在の御祭神は五十猛命、合祀された配祀神として天照大神、倉稲魂神、素戔嗚尊としているものもあります。いずれにせよ現在は創建当時とは別の神様をお祀りしています。
現在は、劔神社の兼務社となっています。
最寄駅は、横浜市営地下鉄各線「センター南」駅。徒歩5分弱。お隣にある「都筑中央公園」と、事実上ほぼ一体になっています。
大鳥居。鳥居の前には太鼓橋。
石段の途中にある赤鳥居。
社殿は、丘の中腹にあります。
境内社の稲荷社。