田中弁天(横浜市鶴見区)
2021.04.30[ 神社 ]
五穀豊穣を願って祀られた弁天さま
田中弁天(横浜市鶴見区)
小学校の脇に鎮座する「田中弁天(横浜市鶴見区)」。創建年代は不明です。
『ふるさと再発見 寺尾奉行』による案内板には、以下のように記されています。
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このあたりは大昔丘と丘の間は海で入江となっており、その後堆積して田園(たんぼ)となったが深田でしかも山から湧き出て来る清水によって水温は低く米の収穫は少なく稲の出来が良くなかった。そこで農民は稲作の豊穣を祈願して、現在祠のある所から少し西側の所に祠を建て、弁財天の座像を祀った。今でも五穀豊穣、家内安全などの祈願が行われている。
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『丘と丘の間は海で入江』というのは、縄文海進の頃を指すのでしょうか?あるいはもっと最近のこと?冷たい湧き水でも、水がないところを思えば楽園だとも思いますが、そう言えるほど広い平地が広がっているわけでもなく、稲作に不向きな土地であった場所であったろうことは想像できます。
最寄駅は、京浜急行本線「生麦」駅。横浜市立上寺尾小学校の脇に鎮座しています。
祠の後ろは、上寺尾小学校です。
祠の横にある案内板。