熱田神社
2019.07.07[ 神社 ]
社宝「陰陽丸」を祀る、元「鳥越三所明神」のひとつ
熱田神社
かつて「鳥越三所明神」のひとつに数えられていた「熱田神社」。
1571年(元亀2年)、鳥越の地に創建され、鳥越神社・第六天榊神社とともに「鳥越三所明神」と称されていたと云います。江戸時代の1645年(正保2年)、旧社地が幕府御用地になり、替地となった旧三谷村に氏子と共に遷座し、以来三谷村の鎮守神として「三谷明神」と称し祀られてきました。
関東大震災で焼失した後、区画整理により現在地に遷座しました。
御祭神は、日本武命・橘姫命。
社宝として「陰陽丸」(いんようまる/おんようまる)という大太刀があります。こちらは江戸時代後期の1847年(弘化4年)に、奉納されたもので、刀身長280センチ・全長368.5センチ。これは「関東以北随一の長さ」なのだそうです。1858年(安政5年)にコレラが流行した際には町内を巡行し、疫病除けを行なったそうです。普段は保管されており目にすることはできないのですが、毎年6月に行われる例大祭の際には拝殿前に飾られるとのこと。
最寄駅は、東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線・東京都営地下鉄「浅草」駅。徒歩10分ちょっと。
鳥居。
拝殿前の狛犬。
お隣の建物の壁面に、社宝「陰陽丸」の写真が貼られています。
境内社の稲荷社。
境内社。