宇奈根の渡し跡
2019.05.10[ 史跡・公園等 ]
多摩川によって分断された村を行き来するために用いられていた渡しの跡
宇奈根の渡し跡
多摩川(の洪水)によって分断された村を行き来するために用いられていた「宇奈根の渡し」跡。
始まった時期は不明ですが、1950年(昭和25年)まで続けられていました。もっともこのエリアはすぐそばに大山街道の「二子の渡し」があり、こちらがメインで、「宇奈根の渡し」は多摩川の蛇行の結果生まれた村内の「飛び地」を」移動する手段として用いられていたようです。「宇奈根」は、現在でも東京側と神奈川側両方にその地名が残っています。「等々力」や「丸子」と同じですね。
現在の多摩川は流路が直線的に整備された上洪水対策の広い河川敷があり、「宇奈根の渡し跡」碑がある場所は、堤防上部にある歩道(ジョギングコース)の脇という、川辺からはかなり離れたところ。おまけに?碑があるだけなので往時の面影を感じることは、残念ながら出来ません。。
最寄駅は、JR南武線「久地」駅。徒歩10分ほどでしょうか。
右に見えるのは、堤防の上にあるサイクリング(ジョギング)コース。