千鳥ヶ淵戦没者墓苑

第二次世界大戦において国外で亡くなられた日本人の遺骨のうち、身元不明や引き取り手がない遺骨を安置している「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」。

公式サイトには「先の大戦で亡くなられた全戦没者の慰霊追悼のための聖苑」と書かれていますが、サイト内にある「千鳥ヶ淵戦没者墓苑の建設経緯」を見ると、様々な人の思惑が入り乱れて結局「全戦没者の慰霊追悼」のための施設とは公式には認められていないよう。

私自身は生まれも育ちも（もちろん国籍も）日本ですから、靖国神社の存在意義も理解していますし、そちらにお詣りされる方々の心情もわかります。それでも、ここが「国が公式に認めた追悼施設」にならなかったのは、率直に言って残念でなりません。

六角堂の献花台横には菊の花が用意されています。より多くの方がここを訪れ、献花し、祈りを捧げることが、「先の大戦で亡くなられた全戦没者の慰霊追悼のための聖苑」につながるのだと思います。靖国神社も近いですし、両方を訪れる方が増えてくれると嬉しいです。

今上天皇御製碑。

平和祈念碑と追悼追悼慰霊碑。