明治天皇六郷渡御碑
2018.01.11[ 史跡・公園等 ]
明治天皇東幸の際の渡御を記念して建てられたモニュメント
明治天皇六郷渡御碑
かつて東海道「六郷の渡し」があった場所に建てられた「明治天皇六郷渡御碑」。
この場所は東海道が現在の神奈川県と東京都の間を流れる多摩川を超えるために設けられた「六郷の渡し」があった場所。
古くは、1600年に徳川家康が「六郷大橋」を造らせ、あの「関ヶ原の戦い」に向かう東軍の軍勢はこの橋を渡っていったそう。当時は「江戸の三大橋」のひとつに数えられていました。
その後洪水により江戸前期だけで5度に渡り架け替えが行われましたが、1688年に橋が流された後は橋は造られず、長らく「六郷の渡し」によって人々は東海道を往来しました。
時は下り明治元年(1868年)、明治天皇東幸の際には23隻による舟橋が架けられたそう。それを記念して現在の「六郷橋」の川崎側の袂に建てられたのが、この「明治天皇六郷渡御碑」です。
ちなみに、「六郷橋」は明治に入り改めて造られましたが、明治〜大正期にかけても3度も流されたそう。現在の橋は1987年に完成したもの。
碑に埋め込まれた、渡御の様子の絵。
碑は六郷橋の袂に設置されています。
六郷橋から見た多摩川。左側が東京都。