相武国境碑(横浜市栄区元大橋)
2023.06.02[ 史跡・公園等 ]
栄区と港南区の境に設置された石碑
相武国境碑(横浜市栄区元大橋)
元大橋公園の中にある「相武国境碑(横浜市栄区元大橋)」。
元大橋公園があるのは横浜市栄区(旧相模国)ですが、すぐそばは横浜市港南区(旧武蔵国)で、旧相武国境にほど近い場所。そういったことから、(設置時期は不明ですが)この場所に設置されているのだと思われます。
石碑の側面には、以下のように記されています。
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朝比奈峠〜円海山〜鍛冶ヶ谷坂を結ぶ尾根が相模国鎌倉郡と武蔵国久良岐郡の境で、古代の通路でもあった。
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相模国と武蔵国の境は、特にこの辺りは分水嶺となっているとともに「鉄の道」として、たたら師が利用していたとも云われています。ここからほど近い「鍛冶ヶ谷」には、大規模なたたら場がありました。
ちなみに現在の神奈川県横浜市は、かつて「相模国」と「武蔵国」の一部だったエリアによってできていますが、その多くは(戸塚区や瀬谷区は相模国、緑区や港北区は武蔵国、というように)現在の区割りと共通しています。しかし横浜市港南区は、旧相模国だったエリアと旧武蔵国だったエリアがほぼ半々という珍しい地域です。
最寄駅は、JR根岸線「港南台」駅。徒歩約10分ほど。
元大橋公園の外観。
こちらが公園内の石碑、
石碑の側面の文章。
公園の中から石碑方面の眺め。
MAP
神奈川県横浜市栄区元大橋1丁目26