浦島地蔵（横浜市神奈川区亀住町）

浦島太郎ゆかりの観福寿寺から運び出されたお地蔵さま「浦島地蔵（横浜市神奈川区亀住町）」。

もともとこの地域には、浦島太郎ゆかりの品を多く安置していたという観福寿寺がありました（現在の七島町交差点付近）。浦島太郎が竜宮城から持ち帰ったとされる観音像をご本尊とし、「うらしま寺」と呼ばれていました。

しかし観福寿寺は明治初期に火災で焼失。観音像等一部は近隣の慶運寺に移され、現在もお祀りされています。

こちらのお地蔵さまは、観福寿寺の参道入口にあったものだそう。火災の後、慶運寺に移す途中に牛車が途中で動かなくなってしまい、この地にそのまま残されたものだと伝わっています。

最寄駅は、京浜急行本線「神奈川新町」駅。「浦島公園」の片隅、亀住町公民館前にあります。

お地蔵さまと、馬頭観音像。馬頭観音像も同じ牛車に乗せられてたのでしょうか？こちらについて情報は見つけることができませんでした。

浦島地蔵のある、浦島公園。