光仙大菩薩文字塔(稲城市坂浜)

2025.12.14[ 史跡・公園等 ]

光仙大菩薩文字塔(稲城市坂浜)

「光仙婆さんの祠」として地域で信仰されている祠 光仙大菩薩文字塔(稲城市坂浜)

「百日咳に効験あり」と伝わる祠「光仙大菩薩文字塔(稲城市坂浜)」。

地元には「光仙婆さんの祠」として、以下のような言い伝えが残っています。

江戸時代の宝暦年間、「こうせん」と呼ばれた修行中の尼僧がこの地に立ち寄った際に病にかかり倒れてしまい、村民の看病の甲斐なく亡くなってしまったそう。村の人々は丁寧に葬り、祠が造られました。その後、子供の百日咳で困っていた村の人の夢枕にその尼僧が現れて「祠にお茶を持ってくれば、そのお茶の残りを子供に飲ませると百日咳は治る」と告げます。そしてその通りにしたところ、咳は治まりました。これが村中の評判となり、やがて咳が治ったお礼に茶碗を供えるようになったと云います。

最寄駅は、京王電鉄相模原線「若葉台」駅。

外観。交差点の片隅にあります。

覆屋の内部。

稲城市による案内板。以下のように記されています。

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光仙婆さんの祠

約300年前の宝暦年間に、全国修行の尼僧がこの地に立ち寄ったが、たちの悪い風邪にかかり、倒れてしまった。村人達は小屋を建て世話をしたが、死んでしまい、丁寧に葬ったと言われる。
その後誰言うともなく、百目咳にかかった時はこの祠にお茶をあげ、そのお茶を病人に飲ませると必ず咳が治ると言われるようになり、百日咳の神様と呼ばれるようになった。咳が治ったお礼に茶碗を供えると言う風習が広まり、次第に祠の中に茶碗が増えていった。

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MAP

東京都稲城市坂浜4丁目24−1

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