稲荷塚古墳(世田谷区喜多見)
2023.02.15[ 史跡・公園等 ]
喜多見古墳群のひとつ
稲荷塚古墳(世田谷区喜多見)
地域の有力豪族の族長墓と考えられている「稲荷塚古墳(世田谷区喜多見)」。
七世紀初め頃に造られた、地域の有力な族長の墓と考えられています。喜多見古墳群の中で、横穴式石室が確認されているのはこちらだけだそうで、他の古墳と比べると比較的新しいようです。
世田谷区教育委員会による案内板には、以下のように記されています。
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この古墳は直径約十三メートル、高さ約二、五メートルの円墳で、周囲に幅約二、五メートルの周溝がめぐっています。
埋葬施設は横穴式石室で、長さは六メートル、凝灰岩切石を積み上げて羽子板状につくられています。発掘調査は昭和三十四年と五十五年に行われ、石室内から圭頭大刀、直刀、鉄鏃、耳環、玉類、土師器、須恵器が出土しています。出土品は、昭和六十年二月十九日に区指定有形文化財(考古資料)に指定され、区立郷土資料資料館に展示されています。
古墳時代後期七世紀初めころの有力な族長墓と考えられています。
平成二十七年三月
世田谷区教育委員会
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最寄駅は、小田急小田原線「喜多見」駅。
この植え込みの内側に、古墳があります。
植え込みの内側。
案内板(1)。
案内板(2)。
MAP
東京都世田谷区喜多見4丁目7−37