浅草橋(浅草見附跡)
2017.08.28[ 史跡・公園等 ]
奥州街道・日光街道の要衝だった「旧江戸城浅草見附」跡
浅草橋(浅草見附跡)
神田川に架かる「浅草橋」。かつて江戸時代にはここには江戸城三十六見附のひとつ「浅草見附」(浅草御門)があり、奥州街道・日光街道の要衝でした。
1657年に起こった「明暦の大火」の際には、(罪人の逃亡を図るため)この門が閉ざされたために多くの江戸市民が犠牲になったと言われています。
「明暦の大火」の逸話をひとつ。小伝馬町の牢屋にいた罪人は、時の牢屋奉行・石出帯刀に「大火から逃げおおせたら必ず戻ってくるように」と言われた上で「切り放ち」(一時解放)となりました。そしてその後に全員が戻ってきたと云われています。彼らは全員減刑されたそうです。
現在は橋の袂に「浅草見附跡碑」が建てられていますが、枡形門があった名残は一切感じることができません。残念。。
最寄駅はJR総武線、都営浅草線「浅草橋」駅。徒歩すぐ。
橋の袂にある「浅草見附跡」碑。
橋のそばにある案内板。