人見浅間神社(府中市若松町)
2025.06.03[ 神社 ]
堂山の頂上にお祀りされている浅間社
人見浅間神社(府中市若松町)
浅間山公園内・堂山の頂上に鎮座している「人見浅間神社(府中市若松町)」。
創建年代は不明です。かつて堂山は、中山の泉の中から見つかった観音像を安置するお堂があったことからそう名付けられたそうですが、いつの頃からか浅間神社と入れ替わったと云われています。
『新編武蔵風土記稿』には、以下のように記されています。
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浅間社
小社堂山ノ丘上ニアリ例祭六月朔日神體は佛躯ニシテ立身ノ銅佛ヲ安ス長一尺五寸モト村内中山ノ清泉中ヨリ出現セリト云旱魃ノ時二ハ土人此像ヲカノ清泉ノ所ニ遷シテ零祭スレハ必ス感応アリトイフ
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御祭神は、木花開耶姫命。
最寄駅は、西武多摩川線「多磨」駅。ほぼ同じ距離に京王電鉄京王線「東府中」駅もあります。どちらからも徒歩だと25〜30分ほどかかりそうです。
「明治大学府中グラウンド」(写っていませんが写真左側)に隣接している「浅間山公園」内にあります。その入口にある『浅間山公園案内図』には、以下のように記されています。
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浅間山は、多摩の台地が古多摩川などで削られるなか、小高い丘として残ったもので、堂山(標高80m)、中山、前山とあわせて3つの頂を持つ山です。コナラなどの雑木林でおおわれ、ムサシノキ
スゲやヤマユリ等の野草や多くの野鳥・昆虫等が見られます。現在は貴重な自然景観として、地域の皆さんのご協力により、保全されています。
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山の麓部分にある鳥居。
堂山の頂上付近。
神社部分は人工的に高くされています。いろいろ見解はあるようですが、個人的には富士塚と呼んで良いように思います。
上段にある社殿。
MAP
東京都府中市若松町5丁目