寳田恵比寿神社
2017.08.22[ 神社 ]
東京名産「べったら漬け」発祥の地・お稲荷さまと恵比寿さまを祀る神社
寳田恵比寿神社
もともと江戸城外の宝田村の鎮守として祀られていた稲荷社・寳田神社が、江戸城拡張に伴い村ごと移転することになりました。徳川家康の江戸入府に従い三河から来た初代馬込勘解由がこの指揮を執ったと云われています。この功績により家康から運慶作と伝えられる恵比寿神像を賜り、馬込勘解由が宝田神社に奉斎したそう。この御神体は現存するそうです。
東京名産の大根の麹漬「べったら漬け」は、こちらの神社で10月20日に行われていた「えびす講」と呼ばれる例祭の前夜祭(べったら市)で売られるようになったのがきっかけで広まったと言われています。「べったら市」は現在毎年10月19日に行われます。
御祭神は、宇迦之御魂神・事代主命・少彦名命・大国主神・大己貴命・素盞嗚命。事代主命が恵比寿様を指すのだと思われます。
現在は、神田神社の兼務社となっています。以前は「日本橋七福神」のひとつ(恵比寿さま)だったのですが、どうも現在は外れているよう。
「べったら市」の際には大いに賑わうと言われていますが、普段は「東京の真ん中にある無人の小祠」といった感じでした。
最寄駅は東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅。徒歩1分ほど。